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いじめはなくせる

大西 隆博 著

ISBN978-4-901964-17-3
四六判 240ページ
本体価格1600円(税別)

いじめはなくせる
 − 教室ですべきこと

いじめがなくならない学校、なくせない先生へ。
すべてのいじめ問題を解決した大西先生があちこちの学校で実施した
対策や子どもたちにかけた言葉などのアドバイスが満載です。
いじめの起こらないクラスを作ってきた実績にまさる説得力はありません。
どうぞ、お役立てください。いじめをなくしてください。



処女作『太陽の欠片 月の雫』(絶版)が、
改稿のうえ本書の第五章に収録されています。

編集ノートを更新しました(2014.1/14)


■ お知らせ
住友生命の『職員室』(全国170万人の教職員のみなさまのための情報誌)2010年11月号で紹介されました! 「いじめ対策に生かせる教材 いじめをなくすために教員ができることを満載している」

月刊『児童心理』2010
年9月号に「グループで一人をからかう」児童たちの叱り方についての大西先生の記事が出ました。

2010年3月11日付『教育新聞』で紹介されました! 「いじめの萌芽をいち早く察知し、摘み取るための方策を具体的に示す。実践に裏付けられた著者の助言には、説得力がある。」

読者からいただいた感想は、こちらです。

■ 著者紹介
大西 隆博(おおにし たかひろ)

1965年生まれ。岐阜県出身、岐阜県在住。
岐阜大学教育学部教育学科心理学専攻コース卒業。
元中学校教師。
岐阜県中学校国語教育研究会−編集部長・研究部長・研究部副総括などの役員を歴任。
元岐阜県学校図書館協議会役員。
教育実践論文−県優良賞・町最優秀賞・市優良賞・特選など受賞多数。

人権擁護委員会・小中学校PTA・NPO等でさまざまなテーマの講演を行っている他、ブログ・Eメール・電話でいじめや不登校の問題、精神的問題などに関する相談に応えた。

■ もくじ
立ち読みはこちら
序章 いじめはなくせます
 今すぐ救わなければならない
 すべての子どもが影響を受ける
 集団いじめの発生
   
第一章 いじめを誘発するストレッサーの軽減
 ストレッサーを軽減し、柔軟に対応できるように指導する
 いじめを誘発するストレッサーとは
 愛情による厳しさではない、支配的で高圧的な教師の言動
 教師によるひいき
 親による過度の期待
 子どもの関係を崩壊させる、過度の組織活動(係活動など)
 学校の見栄ばかり気にする管理職・人事権を乱用する管理職

第二章 いじめをしやすいキャラクターの改善
 いじめをしやすいキャラクターとは
 自己愛性パーソナリティー障害の傾向とは
 境界性パーソナリティー障害の傾向とは
 いじめをする子どもに、いじめをやめさせる指導
 支配欲の強い子どもへの指導
 子どもに不要なストレスをかけない指導

第三章 いじめられやすいキャラクターの改善
 いじめられやすいキャラクターとは
 アスペルガー・ADHDとは
 アスペルガーやADHDの子ども本人への指導
 周囲の子どもたちへの指導
 自己主張や反論ができない子どもへの指導

第四章 傍観者も含めた集団への指導
 いじめの仕組みを理解させる
 攻撃による集権型
 覇権争い型
 ダブルバインディング型
 嫉妬型
 いじめをなくすための努力をさせる
 ネットを使ったいじめとは

第五章 (ケーススタディーのためのフィクション)
 もっとも大切なこと
 太陽の欠片 月の雫
 きこえるか
   
第六章 教育現場と社会の課題
 教師という人種が陥りやすい問題
 教師の個性とやる気を奪う、構造的問題
 多くの問題を抱える研修制度
 いじめが起こっている学校は管理職が悪い
 文部科学省の問題
 社会の遠因
■ 読者より
 素敵な本の出版ありがとうございます。私は岐阜市に住んでいる3人の子どもを育てるシングルマザーです。大西先生とは数ヶ月前に息子の通う中学の講演会にて知り合いました。その後子どもの相談にものっていただきました。本当に心の温かい方で尊敬します。
 この本が出版されると知り早速注文しました。手元に届きあっという間に読めましたが過去の嫌な記憶が蘇り少し辛く悲しかったり、腹立たしかったり・・・すぐに大西先生にメールし抑えきれない気持ちをぶつけました。実際娘が2年前に 学校でいじめにあいすごくつらい体験をしました。学校や相手の親からはまさに本通りの言葉や対応があり、読んでいて悔しくて仕方ありませんでした。読み終わったら涙が止まらずどうしようもない くらいに泣きました。2年前からこの件に関しては泣くこともできないくらい腹が立っていたのに、何かつっかえが取れたように少し楽になりました。ここにわかってくれる先生がいたと思いました。
 欲を言えばもう少し早く出会いたかったです。いじめって本当に無くなるといいですね。みんなが温かい心で生活できる日本になってほしいです。小さな子どもの心を傷つけることはなくならなくてはいけないですね。でも大人社会でもある現実。本当にバカバカしいですね。人を傷つけても何の得にもならないのに・・・悲しい世の中です。
 この本は、みんなが読むべきです。特に子供にかかわる仕事をする人は読まなきゃだめです。心の底からそう叫びたいです。(Mさん)
 いじめの元凶が自分にあると認識している教師がどれくらいいるかわからないが、この本を読むと、教師の態度が知らず知らずにいじめを増長させ、または誘発し、あげくに学級崩壊を招いていく場合があることがよくわかる。もし教師側に悪意がなくても結果そうなってしまうなら、悲劇ではないだろうか。
 しかし、著者も書いているように、そこに気づけば対処法はあるようだ。いじめは4つのポイントをおさえればなくすことができるという。実際に教師としていじめをなくしてきた経験からみつけだしたことなので、説得力がある。
 多くの先生方にこの本を読んでもらいたいと切実に思った。さまざまなケースに分けて説明しているのでわかりやすく、必ず役立つと思う。
(ganpei さん)


現場の教師としていじめを解決してきただけあって、具体的ですぐに使えそうな方法がケースごとにたくさん書かれています。教師の問題、親の問題、いじめる・いじめられる子供のキャラクターの問題が、臨床心理学を専攻されたからでしょうか、わかりやすく整理されているので、とてもよく理解できました。「地道に愛情を注ぎ続ける指導が、加害者を救い、被害者を救います」という言葉から、著者の取組が真剣だったことが伝わってきました。会社でのパワハラ対策にも使えそうな気がします。(となりのトトロさん)
■ 編集ノート
今月、岩手県内で亡くなっているのが発見されました。

本書は、大西氏が現役の教師だった頃に書かれたものです。学校内での日頃の奮闘と熱意にさまざまな調査結果を加えて執筆なさいました。

本書の刊行前から、よりよい教育環境のためには政治的な働きも必要だとお考えで、刊行後に1回目の出馬、その後市議になられました。いろんな苦労をなさり不安定さも抱えていらしたようですが、一教師としてのいじめ問題への取り組み、またその成果を本書にまとめられたことは、生前のお仕事の中でも特に素晴らしいものだと思います。

御冥福をお祈りいたします。(2014.1.14)

最初の原稿(というか、前著の版元をうちに変えて刊行するという話)は、本書の第5章の元になった小説でした。荒削りだったものの、うまくいじめが解決した場面からは、登場人物の先生のあたたかさと熱さがダイレクトに伝わってきました。

こんな先生のクラスにいれば助かった命も、たくさんあったのではないかと、思いました。

うちからの発刊のために、文芸作品でなく、何をすべきか何ができるか、わかりやすく解説した本に書き直していただきました。小説も、ケーススタディーのためのノンフィクションとして、ブラッシュアップしました。

ごく一部の悪徳教師を除いて、現場はみんな「子どもたちひとりひとりを尊重」したり「あたたかく導く」ことが大切なくらい、わかっていると思うのです。なぜできないのか。指導力不足や忙しさなどの社会的といえる問題があるのは事実です。けれども、まだまだ「教室でできること、すべきこと」はあります。

知っていてできないことをできるようにするための、具体的なアドバイスにあふれています。実際、著者があちこちの学校で実施した対策、子どもたちにかけた言葉など。いじめをなくしいじめの起こらないクラスを作ってきた著者の実績ほど、説得力のあるものはないと思います。(2010.1.22)

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