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感染弱者のための新型インフルエンザ対策

山村 武彦 著

ISBN978-4-901964-16-6
四六判 192ページ
本体価格1800円(税別)

感染弱者のための
 新型インフルエンザ対策

基礎疾患を持つハイリスク群患者・高齢者.妊婦・乳幼児など
もし感染したら重症に陥る可能性の高い人々、
集団行動が多く感染しやすい学生。
これら「感染弱者」とその家族、施設向けの
危機管理マニュアル 決定版!


■ ニュース
『ベストナース』2009年11月号「ナースが明かす私の珠玉の一冊」特集で紹介されました。

『介護新聞』2009年11月5日号で紹介されました。
医療・介護関連のメディアでの紹介が続きました。現場の方々は、新型インフルエンザの予防や治療に関して詳しい知識をお持ちだと思います。けれども、例えば「高齢者施設におけるイベント中止の判断基準」や「ご家族への事前連絡によって防げる混乱」などについてはいかがでしょう? ただでさえ忙しい現場、ちょっとしたことで余計な仕事を生まずに済むヒントが盛り沢山ですので、どうぞ本書をお役立てください。
■ 内容紹介
 2009年春の大騒ぎについて考えてみると、「どうしたら感染しないか」ということばかりを気にしていたように感じます。 「完璧ではないけどしたほうがいい」程度の予防法を必死に実行した結果、感染そのものはある程度防げたかもしれません。

 けれども騒ぎに振り回されて、「しょうがなかった」とは言い切れないほどの経済的社会的被害が生まれてしまいました。何が必要だったのか。それは、組織としてブレない対策でした。

 国内でパンデミックが起きたときのために、海外発生段階にできる準備があります。万一感染者が出ても、ルールを決めておけば混乱や「その場しのぎ」は避けられるのです。

 休業せざるを得なくなる可能性のある、保育園・学校・病院・高齢者施設・イベント施設・店舗などに必要なのは、「個人ができる予防」だけではありません。様々な情報を提供していくことになる、自治体や国も同じです。
 準備・予防・対応など、すべてが整ってこそ、猛威をふるうパンデミックに対処できるのです。保護者へ方針を知らせるタイミングとその文面、イベント開催/中止の判断基準などの対策を、具体的にアドバイスしている本です。

 また、感染弱者に対しては、弱毒性・強毒性に関わらず、ハイリスクインフルエンザと同じ対策が望まれます。本書では、医学的見地のみならず、危険因子を見極めて対象を絞り込む「危機管理」視点での対策を提案しています。

 基礎疾患別の、患者やその家族のための予防法と、感染時における対策を解説している実践的マニュアルです。

「危機管理視点」の本書を活用して、新型インフルエンザに打ち勝ってください!
■ 著者紹介
山村 武彦(やまむら たけひこ)

防災・危機管理アドバイザー。1964年の新潟地震でのボランティア活動をきっかけに、防災システム研究所を設立。世界中の災害・事故・テロなどの現地調査は120カ所以上、その知見を活かした防災・危機管理講演は1200回を越える。企業の防災・危機管理マニュアル、BCP(事業継続計画)、新型インフルエンザ対策マニュアルの策定、監修支援を行う。1995年、科学技術振興功績者として科学技術庁長官賞を受賞。
大震災これなら生き残れる』(朝日新聞社)、
大震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵』(小学館)、
非常本』(アニカ)など、著書多数。
■ もくじ
第1章 新型インフルエンザのリスクと感染弱者
 1.1 インフルエンザの発生確率
 1.2 結果の重大性から考える「ハイリスク・ローリスク」
 1.3 感染弱者とは?
 1.4 季節性インフルエンザとハイリスク群の死亡 
 1.5 年齢別死亡率と感染率

第2章 2009年春のパンデミック・パニック
 2.1 新型インフルエンザ(A/H1N1)発生!
 2.2 その時、神戸は?
 2.3 その時、病院は?
 2.4 その時、感染弱者は?
 2.5 その時、中傷・風評被害は
 2.6 2009年春の新型インフルエンザに関する、その他の情報
 2.7 パンデミック・エチケット

第3章 危機管理を学ぶ前に
 3.1 風邪とインフルエンザの一般的経験則
 3.2 インフルエンザ発生段階分類
 3.3 ワクチンとその効果
 3.4 消毒・殺菌・滅菌

第4章 感染弱者とその家族のための、実践的危機管理
 4.1 すべての感染弱者における共通事項
 4.2 外出時・帰宅時・自宅での危機管理
 4.3 感染弱者別の危機管理
 4.4 感染時の感染弱者と周囲の緊急行動
 4.5 感染弱者世帯の事前対策・家庭防災会議

第5章 感染弱者施設及び施設管理者の危機管理
 5.1 環境整備における共通事項
 5.2 保育所(園)、幼稚園
 5.3 小学校・中学校・高校・特別支援学校・専門学校など
 5.4 ハイリスク群患者や高齢者の関連施設
 5.5 イベント会場・集会場・公共施設・店舗など

第6章 地方自治体・ボランティア・企業の感染弱者世帯支援策
 6.1 地方自治体
 6.2 ボランティア・当事者団体
 6.3 企業の感染弱者世帯に対するCSR(社会貢献)

第7章 新型インフルエンザの基礎知識Q&A

第8章 役立ち資料
 8.1 非常用備蓄
 8.2 用語解説
 8.3 情報収集のためのウェブサイト
 8.4 各県の「新型インフルエンザ相談」窓口
■ 編集ノート
 日本全国で新型インフルエンザパニックが起きていた2009年春、『非常本』の山村所長から連絡をいただきました。「その冬もきっと流行するだろう、医学的見地だけでなく、危機管理視点でのマニュアルが必要だ」

 けれども、「新型インフルエンザなんて時事ネタ、うちで扱えるんだろうか。ささっと作った低価格の本が溢れるんじゃなかろうか」 そう思いながら目次を見ると、「感染弱者」の文字。おまけに、「これだけで一冊になってしまう」と、山村所長がおっしゃるじゃありませんか!

 じゃあ、それで! 読者を絞って、情報も取りこぼしなくきちんとカバーした本にしましょう! 話はすぐまとまりました。「一般的な本」をうちから出すことに、山村所長も少々不安だったに違いありません(笑)

 再度ウィルスが猛威を振るうであろう初冬に出すつもりで、「8月中には原稿あがるから」と言われ、のんびり構えていたところ、感染者が急増し出したとのニュースが!

 やっぱりなるべく早く出そう!ということで、夏休みの名残りでとろ〜んとしている頭と身体にむち打って、この本ができたというわけです。

パンデミックになると、医者の言うことを聞いて治すだけでは、ことは済まないと思います。感染弱者を守ることが、全体の被害を最小限にとどめる。危機管理の第一人者・山村所長ならではの本になりました。

ぜひ、お役立てください。

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